食事姿勢についての知識と
支える椅子の特徴

食事しやすい姿勢とそれを作り出す
「支える椅子」についての情報を
お伝えします。

車椅子で食事を食べると?

介護施設では、車いすのまま食事をしている光景を良く目にします。車いすは、本来は移動の道具なので、食事の時には椅子に座って欲しいなと私は感じます。でも「座り替えた方が良いのでは」と言っても、介護の現場からは

 「忙しいのでそんな時間はないです、無理!」
 「車いすでの食事がそんなに悪いんですか?」
 「そもそも椅子が無いんです」

といった声が聞かれそうです。

そこでここでは、車いすでの食事が良くない理由を具体的にお伝えし、椅子に座り替えることの意味をご理解いただきたいと思います。

まずは、車いすに座っている時の姿勢についてです。当たり前ですが、車いすは座った状態で動くものですね。ですから、間違って車いすから落ちないように、安定した姿勢で座ることを求められます。そのため、車いすの座面はお尻の方が少し低くなっていて、座位が安定するようになっています。そして背もたれも少し後ろに傾斜しているので、背もたれに体をあずけた状態で安定した姿勢が取れるようになっています。

しかし、この姿勢は食事に適した姿勢と言えるでしょうか?

皆さんが食事を摂るときのことを思い浮かべてください。あるいは、実際に動作をやってみるといいかもしれませんね。

食事のとき、人は背を真っすぐにしています。そして食べ物を口に運んで飲み込む時は、少し前傾姿勢になるのです。車いすでの移動時には安定した良い姿勢である後傾姿勢は、食事の際には食べる事を難しくしてしまうのです。

後傾姿勢から、食べ物を口に運ぶ際の前傾姿勢になるには、安定した上半身のバランスや腹筋などの筋力も必要です。介護が必要なお年寄りにはかなり難しい動作であり、結局後傾姿勢のまま食事を摂ることになってしまうのです。

では後傾姿勢のままの食事は、何が悪いのでしょうか。

まず一つ目には、食事の入ったお皿を上から見る事ができなくなってしまいます。食事は味や香りだけでなく、目で見ても楽しむものです。食事が見えにくいと、食欲も湧かないですね。

次に、後傾姿勢だと食事が飲み込みにくくなってしまいます。人は食べ物を飲み込む際、気道に食べ物が入ってしまうのを反射的に防いで、食道に送り込むようにしています。後傾姿勢でこれを行うと、どうしても反射が起こる前に食べ物が気道側に行きやすくなりこれが飲み込みの間違い(誤嚥)につながるのです。

介護のプロが介護を行っているはずの介護施設で、誤嚥が起こりやすい姿勢で食事をしているというのは問題ですよね。

そして最後に、後傾姿勢だとどうしても体の前に食べこぼしをしやすくなります。食べこぼしが多くなると、服が汚れないようにエプロンをさせられ、利用者の気持ちを傷つけることにつながります。さらに、本来であれば不要な介助を受ける事にもつながり、自分で出来る力を奪う事にもなりかねないのです。

介助する側も、本来であれば不要な介助をしなければならないのは大きな負担になります。

このように、適切な前傾姿勢がとれないことも大きな問題ですが、もう一つ車いすでの食事には問題があります。

それは、足がしっかり床に着かないことです。

車いすは、フットレストに足を乗せた状態に合わせて座面の高さが調整されています。食事の時に、フットレストに足を乗せたままだと足が前方にあって食事が食べにくいので、普通はフットレストから足を下ろしますね。

このとき、座面の高さはフットレストの位置に合わせて調整してあるはずですから、足をしっかりと床に着ける事はできないはずです。足がしっかりと床に着かないと、安定した姿勢がとれません。不安定なままでは、必要に応じた前傾姿勢をとるのは、難しくなってしまうのです。

こんな問題がたくさんある車いすのままでの食事、ぜひ考え直してみてください。

普通の食事を食べるには?

介護が必要な方の中には、普通の食事を食べる事が難しく、いわゆる「介護食」を食べている方も多いと思います。最近では色々と工夫が行われるようになってきましたが、それでも元々の料理の噛みごたえや香り、見た目の美しさなどは失われてしまって食欲が湧かない介護食も多いと思います。

できれば普通の食事を食べたいですよね。

普通の食事を食べられるようになるためにも、実は食事姿勢は大切なのです。

お年寄りを元気にする理論の第一人者、国際医療福祉大学教授の竹内孝仁先生は、介護食でなく普通の食事(常食)を可能にする条件として以下の事を挙げられています。

  • 1.水分をしっかり取る
  • 2.食事介助をしない
  • 3.義歯の調整
  • 4.普通の椅子に座る

これらは、学会や大学院の授業で竹内先生が述べられていたことです。一つずつ簡単に説明します。

1.水分をしっかりとる

竹内先生は「1日1500mlの水分摂取」を提唱されています。これは、人が一日に摂取して体外に排出する総水分量から求めた数値になります。あまりに大量の水分摂取に関しては賛否が分かれるところかもしれませんが、脱水が体に良くないことは間違いないでしょう。

人は、1〜2%の水分が不足するだけで意識障害の症状が現れると言われています。高齢者の体内の水分量は、体重の約50%。体重50kgの方なら水分量は25kgということになります。

ですので、1〜2%というと250〜500ml程度の水分が不足するだけで体調が悪くなるのです。水分不足がなくなり、意識をはっきりと持ってもらう事が、しっかりと食事を摂る為には必要なわけです。

2.食事介助をしない

私達は食事を飲み込む際に、口の中で食べ物をよく噛んで、それを適当な大きさにまとめて飲み込むことを繰り返しています。よく噛んで口の中で食べ物をまとめて飲み込み、この一連の流れがあって食べ物を上手に飲み込む事ができるわけです。

口の中で噛む回数や時間が短いと、上手に食べ物を口の中でまとめることができません。また、飲み込みやすい量でひとかたまりになっていないと、飲み込むのは難しくなってしまいます。つまり、自分が必要なだけ噛む時間が必要ですし、飲み込むタイミングは食べ物がまとまったタイミングでその時によって異なるのです。

食事介助を行うと、しっかり噛んでから食べ物を口の中でまとめるまで待つ事ができず、次の食事を運んでしまいがちです。そうすると飲み込みが難しくなり、誤嚥が起こりやすくなります。誤嚥を食事介助が誘発している面があるのですね。

食事に時間がかかる方の場合、つい時間節約で介助を行ってしまうことがあると思います。しかし、常食を自分で摂取する力を利用者から奪ってしまっている面もあるということに気をつける必要があります。

3.義歯の調整

柔らかい食べ物ばかり食べていると、歯は必要でなくなり、義歯のチェックや装着がおろそかになってしまっていると思います。しかし、上手な飲み込みのためには「歯で噛む動き」が不可欠ですので、義歯の調整を行いましょう。

また、常食(普通の食事)にするためには常食を食べてみる事が不可欠です。自転車に乗る練習は、自転車に実際に乗らないと上手くなりませんよね?常食化も、常食を食べてもらう事無しに実現は不可能です。

しっかり歯を調整して、食べ物を噛んで飲み込む練習をしてみることが必要不可欠なのです。

4.普通の椅子に座る

最後に「普通の椅子に座る」です。

これは車いすのままで姿勢では食べにくいので、椅子に座る事が必要だということになります。では、食事に適した良い姿勢で座るにはどうしたらよいのでしょうか。この「座る」ということについては、次の項で詳しくお伝えします。

介護が必要な人が
普通の椅子に座るには?

ご自分でおいしい食事を食べていただく為には、良い姿勢で椅子に座っていただくことが不可欠です。この「椅子に座る」ということについて、少し科学的に考えてみます。

人は立っているときに背骨がいちばんきれいなS字カーブを描いていると言われています。では座るとどうなるのでしょうか。この座る姿勢についてシーティングの第一人者、光野有次さんは著書で以下のように解説されています。

「座った時の重心線は頭からお尻までの中心を通っています。しかし体を支えている支点、坐骨結節は重心線より少し前の方になっています(①)。そのためテコの原理で骨盤は後ろに倒れていきます(②)。このままですと上半身は後ろに倒れてしまいます。そのため、バランスをとるために上半身を前に戻そうとします(③)。」

上体を安定させるために脊柱をC字カーブにしてしまう原理

生活づくりのシーティング(雲母出版)より

このような過程で、脊柱はC字カーブを描いてしまうということなのです。ではこのC字姿勢になると、どのような弊害があるのでしょうか。

まず、胸郭が狭まって横隔膜が圧迫され、浅い呼吸になってしまいます。新鮮な空気を体一杯に取り込む事ができなくなってしまうわけですね。そうなると、肺の容量も小さくなり、血液の循環障害が起こって体内の血流量が低下してしまいます。特に脳への血流量が減り、ぼーっとした状態やさらに危険な状況にもなりかねません。

また、生活動作が行いにくくなってしまいます。テーブルの上の食事は、お茶碗やお皿を横から見る形になります。食欲が湧きませんね。口を閉じて噛むのも難しくなり、飲み込みも困難になります。着替え、車いすをこぐ動作にも影響が出ます。そして、このような状況が続く事で、生活意欲の低下も起こってしまうようになります。

顔を上げていると疲労がたまるので、下を向いていると何事にも興味を持てなくなってしまいます。外からの刺激が少なくなるので、眠くなってしまうことも多くなるのです。

いかがでしょうか。このように、人は普通に座っても姿勢が崩れやすいのですね。

元気な方は、崩れた姿勢がつらくなると、自分で修正することができます。しかし介護が必要な高齢者は、ご自分で修正することができないわけです。ではどうしたら良いでしょうか。

介護施設では、姿勢が崩れた利用者さんを引き上げる介護職の姿を良く見かけます。姿勢が崩れてしまう事は、利用者にとってもつらく、介護者にとっても介助の負担が大きくなる原因となります。この姿勢の崩れを少なくするためには、椅子が適切なサポートをする必要があるのです。椅子が良い姿勢の保持をお手伝いすることで、良い姿勢を保つことのできる時間が長くなります。利用者は快適な時間が長くなりますし、介護者も介助量を少なくすることができます。

では椅子によるサポートとはどんなものか、逆にサポートを妨げる椅子とはどんな椅子なのでしょうか。

まずおさらいですが、座った時に、頭からお尻を真っすぐ通る上半身の重心線があります。この重心線が、体を支える支点(坐骨結節)よりも後ろにあるので、てこの原理で骨盤が後ろに倒れる動きをします。そのため、骨盤が後傾しないように支える必要があります。

これをシーティングの第一人者、光野有次さんは「骨盤サポート」と記されています。

骨盤が後ろに倒れないように、背中側から支えると…
今度は骨盤が前にずれて、後傾した形を作ろうとします。

そのため、坐骨の部分を支える事で前にずれないようにすることも必要になります。これを「アンカーサポート」と呼びます。

アンカーサポートは、車いすでは配慮されている例もありますが、椅子に座る際にはほとんど配慮されていないように思います。この「骨盤サポート」と「アンカーサポート」によって、脊柱がS字になった良い姿勢をより長い時間保てるようにするのです。

骨盤サポートとアンカーサポート

生活づくりのシーティング(雲母出版)より

さて、この「骨盤サポート」と「アンカーサポート」を有効に働かせるための椅子の条件というものが2つあります。

1.背もたれが寝すぎないこと

骨盤の後傾を防ぐには、サポートが必要です。しかし、背もたれが後ろに寝た形状ですと骨盤と背もたれの間に大きな隙間が出来て、支える事ができません。そのため、脊柱はC字カーブになってしまいます。

多くの椅子は、作業姿勢と休憩姿勢の兼用で設計されており、休憩で使えるように背もたれが少し寝ています。しかしこれでは骨盤の後傾を防ぐ事は出来ないのです。

骨盤サポートとアンカーサポート

生活づくりのシーティング(雲母出版)より

2.座面の奥行きが大きすぎないこと

座面の奥行きが大きいと、骨盤が背もたれまで届きません。これでは骨盤と背もたれの間に大きな隙間が出来て、支える事ができないわけです。

骨盤サポートとアンカーサポート

生活づくりのシーティング(雲母出版)より

では座面の奥行きはどのくらいにしたら良いのか。これを決める為には、高齢者の体格について知る必要がありますので、次の項で日本人の体格とそれに合う椅子のサイズについてお伝えします。

日本人の体格と適切な家具のサイズ

日本人の体格は、年代によって違うという事はなんとなく皆様理解されていると思います。では、実際に若者と高齢者ではどのくらいの違いがあるのか、それを詳しくご存知の方は少ないでしょう。ここでは具体的な数値をお教えしたいと思います。

一般社団法人日本生活工学研究センターが、2004年から2006年にかけて日本人約7000名を対象に調査を行ったデータがあります。

これによると…

身長

20〜29歳女性の平均 158.6cm
75〜79歳女性の平均 147.2cm その差11.4cm
20〜29歳男性の平均 170.7cm
75〜79歳男性の平均 160.5cm その差10.2cm

いかがでしょう。10cm以上差があります。思ったより大きな差だと思いませんか?

これだけ違うのですから、椅子も本来は高齢者向けのサイズを用意する必要があるはずです。若いうちは、家具が体に合わなくて無理があっても何とか座りこなしてしまうものです。しかし、高齢者には家具が体に大きさを合わせてあげるべきでしょうね。

次に座面高を見てみます。
座面高とは、座った姿勢で腰、膝、足首が90度に曲がる時の座面の高さを言います。

座面高

20〜29歳女性の平均 35.7cm
75〜79歳女性の平均 33.2cm その差2.5cm
20〜29歳男性の平均 38.5cm
75〜79歳男性の平均 36.0cm その差2.5cm

普通の椅子の座面の高さは、42cmから44cm程度です。(外国製の椅子には、もっと高い物があります)

42cmという高さは、若い男性が靴を履いて座り、座面のクッションが少し沈んでちょうどよい、そんな高さです。つまり普通の椅子も女性には高すぎです。ましてやさらに小柄な高齢女性には全く合っていないサイズになっているということになります。座面高33cmのお年寄りには、36cmから37cmの高さの椅子を提供する必要がありますね。

椅子が高すぎると足が届かず上体は不安定になります。当然奥行きも深すぎて、背中が届かず脊柱はC字カーブになってしまうことでしょう。

このように、どんなに椅子の設計が良く出来ていても、利用者の体格に合っていないと全く機能を発揮できなくなってしまうのです。この問題を解決する為に「支える椅子」では高さの調整機能を設けました。(パーソナルサポートには高さ調整機能はありませんが、ご指定の高さで製造して提供しています)

高さ調整機能を設ける事は、製造の際に高い精度が求められるなどクリアしなければならない課題が多く実はそれほど簡単ではありません。市場に高さ調整機能付きのチェアが少ないのもその現れでしょう。事務用椅子や子供用椅子以外に、高さが調節できる椅子は非常に少ないのが現実です。

しかし、良い姿勢で椅子に座る為には避けて通れない道でしたので思い切ってチャレンジし、何とか製品化することができたのです。

支える椅子の特徴

それでは最後に、「支える椅子の特徴」についてお伝えします。

全部で8点あります。まずは、「座面高」の調整機能から説明しますね。

1.座面の高さ調整ができます

「支える椅子」は、背と座のパーツと脚部のパーツの2つに別れていてこれをボルトでつなぐ構造となっています。このボルトでつなぐ位置を調整することで、高さを変える事ができます。

高さは5種類です。

身長はあくまで目安です。
お一人ずつ足の長さは違うはずですし、どのような靴を履いて利用するかによっても変わってきます。実際に利用者さんに座ってもらい、適切な高さを見極めてくださいね。

ボルトは附属の6角レンチで取り外しします。高さを決めて固定する際は、しっかりとボルトを締めるようお願いします。

2.座面の奥行きがコンパクトです

座面の奥行きは、小柄な方にも対応できるよう約40cmとしています。座面の奥行きが45cm以上ある椅子も多いのですが、支える椅子なら小柄な方でも背もたれにしっかり背中が届きます。

3.座面にアンカーサポートの機能があります

座面奥のお尻が当たる部分は、深く沈むように座面とクッションを調整してあります。これが「アンカーサポート」になって、お尻が前にずれていくのを防ぐのです。

4.背もたれは垂直に近い角度です

背もたれは、垂直に近い角度としました。垂直に近い角度とすることで、食事に適した前傾姿勢がとても取りやすくなっています。

5.背もたれを大きくラウンドした形状としました

背もたれは、大きくラウンドした形状としました。これはしっかりと体を包み込むようにサポートするためです。このことにより、上半身が左右にぶれやすい方でも真っすぐの姿勢で座っていただくことを可能としました。

上半身をご自分で支える事全く出来ない方は無理ですが、左右に傾きやすい方を良い姿勢に保つ効果はあります。いくつかの施設で実際に使っていただき、いつも姿勢が傾いてしまう方が真っすぐに座れている例がいくつもありました。

6.椅子の張地は9色から選べます

椅子の張地は、汚れが拭き取りやすいビニルレザーです。

座った時にベトっとしない、布のような上品な光沢のある張地を選びました。色は全部で9色あります。複数の椅子を購入される場合、全部色を変える事だってできます。インテリア、周囲の家具、建物のポイント色に合わせるなど考えてお選び下さい。

7.脚の先端に樹脂製「プラパート」を付けました

木の椅子は、床を引きずると床に傷がついてしまうことがあります。これをかなり防いでくれるのが「プラパート」です。

椅子は、本来は持ち上げて運ぶのが正しいのですが、椅子を引いたりテーブルに押し込む動作はどうしても発生します。その動きを滑らかにしてくれるのがこの「プラパート」です。

脚端にフエルトを貼る場合もありますが、フエルトはすぐに剥がれてしまいます。樹脂製のプラパートですと、耐久性もありますし、すり切れてしまった場合には交換も可能です。

8.丈夫です

色々な機能を設けましたが、簡単に壊れてしまってはダメですよね。丈夫さに配慮してデザインししっかりと製造しておりますが、それを確かめる為に耐久性のテストを行っています。

業務用椅子として最もハードな基準である「繰り返し試験12000回」を公共機関にて実施いたしました。結果は、見事クリアです。試験が終わった後の椅子も、試験前と全く変わった様子はありません。丈夫さについても試験で実証されていますので、安心してお使いいただくことができます。

さて、このように色々と機能を盛り込んだ「支える椅子」ですが、価格は、1脚当たり63,500円(税込69,850円)です。一般的に介護施設で使われている椅子よりも3万円程度高いかもしれませんね。

でも椅子は一度購入すると、長く使用するものです。一般の木製家具の耐用年数は8年とされていますが、実際にはもっと長く使う事が多いでしょう。仮に8年使用するとすると、椅子の値段が1脚当たり3万円高くても1年あたりだとわずか3750円高いだけ、ということになります。ひと月ですと、わずか312円。1日あたり約10円高いだけです。

毎月の負担が312円増えるだけで、椅子に座って良い姿勢で食事を摂れる方が増えて介護の負担も少なくなるなら安いと思いませんか。

長期的な視点で施設運営を考えて、支える椅子を採用される事をお勧めします。ご検討よろしくお願い申し上げます。

ケアスタディ株式会社 代表取締役
支える椅子設計者
間瀬樹省